栽培のこだわり 自生する長命草に限りなく近い環境で育てる

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皆さんにお届けする与那国薬草園の商品、資生堂長命草の商品は、すべてここ与那国島で栽培した長命草だけを使用しています。

私の長命草栽培のモットーは「自生する長命草に限りなく近い環境で育てる」こと。与那国島の断崖絶壁で、たくましく生息している長命草と同じような自然に近い環境で栽培して、皆さんに、安全で安心な商品をお届けしたいと考えています。

有機農法で、農薬は一切使用しない

与那国薬草園の長命草は、有機農法で、農薬は一切使用しません。有機肥料と雨水・海水だけで育てています。畑には常に雑草が生えていて草取りが大変な作業となっています。でも、雑草が生えることによって、日中の強烈な日差しの影響による地面の乾燥を防いで、湿度を適度に保つ効果があります。これも自生の長命草から学んだことです。

与那国島の土壌『琉球石灰岩』で育てる

与那国島長命草は、琉球石灰岩の風化などで出来たカルシウム等のミネラルたっぷりの土壌で作られています。そのうえ、琉球石灰岩は土壌のpH(ペーハー)を調整する力があり、自然に土壌の酸度矯正が行われるなど栄養価の高い長命草を育てるためには、無くてはならないものなのです。

島では地面を40~50cmも掘ると白い琉球石灰岩の地層が現れます。私の長命草畑にも、琉球石灰岩がゴロゴロしていて、このお蔭でミネラルを豊富に含んだ長命草が育ちます。

海水散布

今から10年ほど前、長命草栽培を本格的に始めたころ、「自生の長命草のように生き生きと育てるにはどのように栽培したら良いのだろう?」ということをいつも考えていました。私が注目したのは、一年中吹き付ける潮風や強烈な紫外線の中で、濃い緑の葉を生き生きと繁らせている、海岸沿いの断崖絶壁で自生している長命草です。これにヒントを得て、「海水散布」という独自の栽培方法を考え出しました。

長命草に海水を散布すると、長命草の葉が青々と輝き元気になります。一般的に植物は塩水をかけると枯れますが、長命草は枯れることもなく、海岸沿いに自生している長命草の生命力の一端を知ることができました。